雨の日の必需品と言えばレインコート(合羽)です。現場で働く人にも欠かせないアイテムですね。
最近ではストレッチの効いたものや、リュック(バックパック)を背負えるものなど様々なタイプのものがあります。
ただ、種類が多すぎて何を選べばいいのか難しいですよね。
というわけで、今回は現場作業におすすめのレインコートの選び方やおすすめのモデルを紹介していきます。
作業用レインコート(レインウェア)の選び方
それでは作業用のレインウェアを選ぶ時に気になる3つのポイントをお伝えします。
- 防水性(耐水圧)・透湿性で選ぶ
- 素材で選ぶ(ストレッチ素材orストレッチ素材ではなく強度のあるもの)
- 使用用途で選ぶ(形状や通勤・通学などの自転車に)
それでは上記4つのポイントを見ていきましょう。
防水性(耐水圧)・透湿性で選ぶ
レインコートを選ぶ時に1番重要になってくるであろう、防水性(耐水圧)・透湿性は必ずチェックしておきましょう。
耐水圧は10000㎜あれば十分

基本的にレインコートは耐水圧10000㎜あれば十分といわれています。逆にレインコートと謳っている商品で耐水圧10000㎜ないものを探す方が難しいかもしれません。
とりあえず耐水圧10000㎜あれば水や雨が中に侵入してくる事はないです。もし侵入してくるような事があれば、それはB品といっていいでしょう。
※レインコートはムレやすく汗をかきやすいので、自分の汗を雨が侵入したと勘違いしてしまう事があるので注意しましょう。
透湿性があればムレにくくて快適
透湿性は高ければ高いほど快適です。通常のレインコートで一番多いのは透湿性5000gです。
透湿性2000gだとはっきりいってあんまり快適とはいえないでしょう。
効果を期待できるのは透湿性5000g以上からです。透湿性20000gを超えてやっと快適といえます。
ただ、透湿性20000gを超えるものは中々なく、あっても値段が跳ね上がったりするので、結局透湿性2000g~10000gで使用する人が多いです。
素材で選ぶ(ストレッチ素材orストレッチ素材ではなく強度のあるもの)
レインコートを選ぶ時のポイントとして素材選びも重要になってきます。 最近ではストレッチ素材(伸縮素材)が増えてきていて選択の幅が広がったといえるでしょう。
レインコートのストレッチ素材のメリット・デメリット
ストレッチ素材のメリットは動きやすいという点です。
現場の人はよく動くので楽に動けるストレッチ素材は重宝されます。
また、ストレッチ素材のモデルはオシャレなものが多いので選ばれる理由の一つとなっています。
ストレッチ素材のデメリットは強度が弱いという点です。
何かにひっかかったりするとすぐに破けてしまったりします。
以上がストレッチ素材のレインコートの特徴です。
ジーベック 32000(ストレッチレインウェア)

こちらは耐水圧10000㎜、透湿性20000g、ストレッチ素材というハイスペックなモデルです。
防水ラミネートで防風性がありウィンドブレーカー的な着方もできます。
撥水加工も施しているので、雨を弾いてくれます。着用後のお手入れが楽なタイプです。
上着の裾はシリコン付きなので屈伸時のズリ上りも防止してくれます。
メンズ・レディース対応モデルです。
ネスタ NER-01(ネスタストレッチレインスーツ)

こちらは耐水圧10000㎜、透湿性8000g、ストレッチ素材のモデルです。合羽としては一般的なスペックと言えるでしょう。
ストリートブランドであるNESTAのレインコートだけあって見た目がおしゃれで人気です。フードが収納できるタイプなので、雨が降っていない時はジャケットとしても使用ができるタイプです。
脱着が楽な前ファスナー付きモデルです。
メンズ対応モデルです。
栄光産業 EK-180(ストレッチ透湿レインスーツ)


こちらは耐水圧10000㎜、透湿性5000g、ストレッチ素材のモデルです。合羽としては一般的なスペックといえます。
サイクルカットで背中が出にくいので自転車に乗って前かがみになっても背中が濡れにくいモデルとなっています。
元祖ストレッチ素材のレインウェアという感じで人気の定番モデルといえるでしょう。作業着メーカーとして知名度の高い栄幸産業からの珠玉の一着といえます。
Sサイズからなので、身長155㎝くらいの女性から使用できます。
レインコートの通常素材(ストレッチ以外の素材)のメリット・デメリット
レインコートの通常素材(ストレッチ以外の素材)のメリットは強度が強いという点です。
ハードな現場では何かにひっかけて合羽が破けてしまうという事はよくある話です。そういう理由で強度のある素材は重宝されます。
レインコートの通常素材(ストレッチ以外の素材)のデメリットは重たくて動きにくいという点です。
ストレッチではないので素材がかたくて作業がしにくいのです。
以上がレインコートの通常素材(ストレッチ以外の素材)の特徴です。
弘進ゴム ジャバランメガ

こちらのモデルは耐水圧10000g以上で強度が高いのが売りです。
強い合羽を探している人にはまずこのモデルをおすすめします。ハードな現場や造園屋さんで木の枝が沢山ある場所で仕事をしている人におすすめです。
強いレインコートをお探しの方はまずこれをチェックしてみてください。
メンズ対応モデルです。
弘進ゴム H0312(ランドワークス)

こちらは耐水圧10000㎜、透湿性10000g、超撥水のモデルです。スペックは標準装備なので使い勝手のいいモデルといえるでしょう。
ストレッチが効いているタイプよりは強度があるので昔ながらのTHE合羽という感じでしょうか。
普通の合羽が欲しいという人におすすめです!
Sサイズからなので、身長155㎝くらいの女性から使用できます。
使用用途で選ぶ(ポンチョタイプorリュックを背負えるタイプorニッカ用などその他通勤・通学などに)
作業用レインコートには様々な種類があります。
ニッカ用のタイプや腰袋をしながら着用できるタイプなど。他にも通学・通勤など使用するシーンによっても選ぶものがかわります。
それぞれ見ていきましょう。
ニッカ用のおすすめレインコート
現場で働く人によってはニッカパンツを履く人もいます。そういう人向けの合羽もあるのでチェックしていきましょう。
黒豹 W-2400(鳶合羽)

こちらのモデルの耐水圧は記載がないので不明です。ただ、普通に合羽として販売しているのでおそらく10000㎜はあると思います。
股上にムレを防ぐベンチレーションがあるタイプです。
職人の為のレインスーツを謳っているだけあってニッカパンツ対応です。
ニッカパンツを履いている人におすすめです。
メンズ対応モデルです。
腰袋やポーチ内の工具の出し入れが多い人ようのレインコート
現場では雨の中でどうしても作業をしないといけない時があります。
そんな時に便利なのが、腰袋やポーチ内の工具の出し入れがしやすい合羽です。
Makku AS-4000(いぶし銀)

こちらは耐水圧10000㎜のモデルです。
特徴としては多機能ベンツにより腰袋やポーチ内の工具の出し入れが楽にできるというところです。
素材もストレッチではないので強度が高めのタイプです。
メンズ対応モデルです。
リュックを背負える通学・通勤におすすめのレインコート
合羽で便利な機能の一つがリュック(バックパック)を背負えるタイプです。
学生や社会人の人におすすめのレインコートです。
栄幸産業 BW-5800(バックワイドレイン)

こちらは耐水圧10000㎜、透湿性2000gのモデルです。
背中のマチが広がるのでリュックを背負えるタイプとなっています。リュックの大きさは30Lまで対応しています。
リュックを背負っていなくても、ゆったりサイズなので着心地も抜群です。
通学や通勤に活躍するアイテムといえるでしょう。
メンズ対応モデルです。
小さくまとまるレインコートタイプ
レインコートタイプの特徴は収納が便利といことです。リュックを背負ったまま着用できるタイプもあります。
上下セットではないので足が濡れやすくなっているというデメリットもあります。
Makku AS-7610 (バッグインスマートレインコート)

こちらは耐水圧10000㎜、透湿性2000gのモデルです。
このモデルの特徴は背中に大型マチ付き隠しファスナーがついていて、そこにリュックを収納できるところです。リュック全面をコートが覆うので自転車に乗っていても、下からの水の跳ね上がりにも強いタイプです。
スマートな形でおしゃれに着こなすこともできるレインコートタイプです。
通学・通勤やビジネス、タウンユースでも使えるモデルです。
サイズはMからですが身長155㎝から対応できるので女性でも使えると思います。
現場作業におすすめのレインコート (レインウェア)まとめ
レインコートを選ぶ時は
- 防水性(耐水圧)・透湿性で選ぶ
- 素材で選ぶ(ストレッチ素材orストレッチ素材ではなく強度のあるもの)
- 使用用途で選ぶ(形状や通勤・通学などの自転車に)
上記3つのポイントを確認して購入するのがベストでしょう。
というわけで今回は作業着におすすめのレインコートを解説していきました。
レインコートは現場作業だけでなく普通の暮らしに必要なアイテムなので一着は持っていたいですね。
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